生きてる!動いてる!喋ってる!!
2023年12月1日、衝撃が走った。
会沢紗弥、活動休止────────。
1月に予定されていたイベントは延期になり、今後の仕事は未定。
3月の岩手公演は出演できるのか?
パンフレットのオフショットがアップされないが掲載されているのか?
様々な不安を抱えていた中で1月下旬に復帰、活動再開のアナウンスがされたものの、
約3か月半もの間、彼女の生放送・イベント出演がなかった中で「一般からの目に見えた形では初の公の舞台」となるこの場、岩手で彼女は何を語り、何を想うのか?
会沢紗弥オタクとしても一世一代のライブ・遠征になってしまったのだった。
序章の序章(3月8日 金曜日)
俺は今ツボミシンフォニーに通っていて樫野凪さんという女性声優を推しているのだが(急に何?)、彼女は宮城県の出身ということで、明日からの遠征に向け「仙台のおすすめ」を聞くことにした。チェキの時間は1枚30秒。*1ほかに伝えたい話が山ほどある中で聞き出した彼女の答えは・・・
樫「牛タンは司ってお店がおいしくて、ずんだシェイクはプレミアムじゃなくて普通の!」
俺「牛タンはつかさ、ずんだシェイクはプレミアムじゃなくて普通の!(復唱)、了解!」
樫「OK!」
スタッフ「お時間で~す」
樫「気を付けて行ってきてね!」
序章(3月9日 土曜日)
仙台へはゆっくりやまびこで向かうことにした。実家が宮城の母親曰く「(はやぶさは)大宮を出たら仙台なのは風情がない」
当日の埼玉は風が強く、風に弱すぎると定評のある川越線が止まったら早くも旅程崩壊なのだが・・・と気にかけていたが、案の定数分単位で遅れていた。余裕を持っていてよかった!
てか、この寒さでもう凍えているんだが、こんなんで東北の寒さに耐えられるのだろうか?
大宮から新幹線に乗り、まったりと北上。
郡山あたりから雪がちらついて車窓の景色も白くなってきた。さむそ~
やまびこでも1時間40分ほどで仙台到着。
思ったほど寒くない。いける。
荷物を預けたいな~とコインロッカーを探していたところ、100円玉限定の昔ながらのやつに四苦八苦。両替用と見越して置いてある自販機も釣り銭切れだし、コンビニで適当に水とリポDを買う。遠征での体力回復にはリポDやね。
そして樫野凪さんに教えてもらった牛タン 司へ!1人なのですぐに通され、3枚6切れをいただく。
うますぎワロタ!
これこれ、これが食いたかったんや!
せっかく仙台に来たんだからケチケチしてらんねえよな!
あっという間にペロリ。
飯塚麻結さんのインスタライブを見ながら移動。仙台駅といえばどちらかというとこっちの出口の方がイメージ強い。
本当は青葉城行ってみたかったけど、近道が土砂崩れで通行止めになっており、所要時間が読めないので大崎八幡宮に行ってみることに。
バス案内所でどれに乗って行けばいいのか尋ね、10分ほど待つとバスが到着。
最近、マジで俺個人でも良いことがないので、女性声優の皆さんが健康に過ごせるよう祈願。
厄除けの御守りも買い、参拝終了。おみくじ引いたら小吉だった。
休憩処で甘酒を飲み、駅に戻る。
まだ下りの新幹線まで時間があるので、楽天モバイルパークに敵地視察へ。
あおば通駅でバスを降り、仙石線で宮城野原駅下車。地下鉄としても有名やねこの区間は
これまでも福岡遠征・大阪遠征で敵地視察を行っておりこれでパリーグの球場はエスコン以外来訪。
当然何もやってはいないが、雰囲気ということで。
仙台駅に戻ってお土産を買う。
牛タンラー油をGET。これが買いたかったんや!
そしてずんだシェイク。プレミアムじゃなくて普通の!ね。
なぎぽんのおかげでとっても充実した仙台観光になった。盛岡へ移動。
18時半過ぎに盛岡到着。仙台とはまた違った寒さだ。
宿は会場近くに取っているので、バスが来ないなぁと待っていたが大体のバスは盛岡バスセンターまで行ってくれるので特定の乗り場で待たなくてもいいっぽかった。どこ行くか分からなかったら運転手に聞くのが一番早い。
さて今回は会沢紗弥オタク強化合宿と銘打って4人で宿をとっている。
先乗りしていたオタクと合流しメシと風呂へ。
THE 地元の店って感じの個人店でホルモン焼き。白米が進む。
その後は盛岡バスセンターの中にあるカナンスパでサウナ。オタクは風呂に入れ!
明日の昼は宿で配信視聴なのでパソコンがテレビに映るか、ネット回線はどうか、音はどれくらいかのチェック。
真面目な上映会。めぐりあいのゲストに来たの2年半前ってマジか…
そして就寝。
当日(3月10日 日曜日)
福田パンが岩手県民のソウルフードだと聞き、盛岡バスセンターの1階にある店へ。全然混んでいなくてすぐ買えた。
自分で選んでおいてアレだけど、どういう組み合わせやねん。(おいしかった)
会場に行ったらオタクだらけだったぞ~(当たり前)
浅利七海のcava缶と南部サブレだけが欲しかったのに物販行ったら超超超長蛇の列で萎えた。
挙句の果てに暖房がガンガンに効きまくっててサウナ状態だったし、ぶっ倒れそう。進みクソ遅いし、推定400人前後が並んでいて待ち時間2時間~って感じ(どんぶり勘定)だったし、どうしようかと思っていたら前の方に知り合いが並んでいたらしいので時給を出して彼に代行してもらった。
ちなみに浅利七海cava缶は隣の物産館に売ってた。なんやねん!
さて、ここで俺達には大事なミッションがあった。そう、井上ほの花生誕祭のチケット申し込みである。
4/21(日)開催「レトロ喫茶井上ほの花〜乾杯はクリームソーダで♪〜」チケット発売がいよいよ明日3/10(日)12時よりスタートです!「レトロ喫茶」をテーマに他では聞けない選曲を中心にゆるっとした雰囲気をお楽しみ下さい♪ #レトロ喫茶ほの花https://t.co/8MZoAFbnKB https://t.co/X4XE3Wrtl4
— オフィスアネモネ公式 (@office_anemone) 2024年3月9日
まさかの3月10日12時先着順というスケジュールに、俺たちは輪になって必死でライブポケットをリロードするのであった!
は?
SORRY…じゃねええええええええええええええええええええええ
まさかの5人全員チケット握れずという事態に意気消沈しつつ、会沢紗弥オタク同士で記念撮影。リバティーンエイジコラボ第4弾のマウンテンパーカー、これを3月に着て行こう!とみんなで息巻いていた。(なんで会沢紗弥オタクの集まりが井上ほの花の生誕祭チケを必死に申し込んでいる?)
※すでに受注は終了
このユニフォームはだいぶ前にワッペンを個別で買って自費で作った。多分ベルーナドームで圧着をしてくれた人も(実際の38番は牧野翔矢*2なのにAIZAWAって誰…)と思ったことだろう。すまん。
ちなみに本当の広島の曾澤ユニを持ってるオタクは忘れてきたらしい。なにしとんねん
そろそろ昼も始まるので宿に戻ろうかとトボトボ盛岡の路地裏も路地裏という場所を歩いていると、「井上ほの花のチケット復活してる!!!!!」の大号令がかかり道端でチケ叩きへ。無事全員確保!岩手まで来て何やってんだ俺たち…
街中を走るアドトラック。
昼飯を買い、配信視聴環境をセッティングしていざ開演。
悪いオタクなのでなんでも野球に例えてしまうのだが、1番ショート天野(髪型が)、2番センター会沢(立ち位置が)という感じでスタート。でも実際には、昨シーズン終盤で怪我をしたピッチャーの開幕戦復帰登板を見ているようだった。
生きてる!!!!!!!!動いてる!!!!!!!!!!歌ってる!!!!!!!!!!!!!
かぼちゃ姫は10th福岡のオープニングナンバーでもあった。
10th福岡は俺の人生初遠征で、コロナ禍以来初めて行ったアイマスのライブでもあったから、この曲から始まるというのは非常に感慨深かった。どうしても自分の人生と重ねてしまう。
MOTTO!も楽しいね~
ootdはシンデレラ歴代でも指折りに好きなライブだった。
ハンドメイドスマイル昼か~~~~、ということは夜が楽園か。なんか結構楽園聞いてるし楽園に縁があるな…
Hungry Bumbiとかやっぱ10th福岡やん!
ワンステップスの謎の空気。
格が違いすぎるあらかね。
絶対に目線を合わせない高橋花林のパフォーマンス。
まさかのワンステップス2曲目に横転。言葉を選ばずに言うと、2曲目もらえるんだ!
本当に早いねん、このライブ。まだ1時間やぞ
come to youっていい歌詞よね。
会沢紗弥、復帰後初登板で9回無失点完投勝利でした。
配信視聴も終わり徒歩で会場へ。不思議な感覚だな…
1階19列目だったけど、会場自体が小さいので悪くはない席。前回がSoLで最後方ブロックだったからそれと比べたら断然マシだ…
客入れでStarry-Go-Roundがかかっていたけど、2番のトゥインクル!トゥインクル!のあとに思いっきりイエーーーー!って言ったオタクいてワロタ。拍手喝采。
こういうのが許される規模感、雰囲気というのがよい。
開演、昼と流れは一緒。入れ替わりでNaked Romanceが披露された時には古のPとしての血が煮えたぎったように身体が動いたな。
デーンと楽園のイントロが流れ、ガッツポーズ。
ずるじゃんもいいね。その後は谷底に落とされる。
MCで会沢本人も伝説のSS3Aに触れ、当時ライブビューイングで見ていた俺が今こうして岩手で見ているのも趣深い。
ライブ本編は元より、俺が感じたのは最後の挨拶、これが昼の部と全然違う感情になった。まあ見ていたやつ全員そう思っただろうけど。
会沢紗弥、今回センターとして「私たちシンデレラガールズです」「これからもアイマスですよ~」を先陣切って言う立場になった。これは我々も前から薄々「今回センターだよね」と考えていたが、当然本人もそう思っていたようで自ら言及してくれた。
これが何より大きかった。彼女が声優になりシンデレラガールズになった経緯もそうだし、活動休止を挟み、本当に久しぶりに見せた姿でこれを言うのだからとても重みのある言葉だった。
そして忘れちゃいけないのがソロ2曲目が欲しい、10年でも20年でも待つという鈴木みのりの思い切った発言。
無観客となってしまったHNY・10th沖縄に触れ、ユニット2曲目が欲しい、という津田美波の涙。今日の出演者の中では一番古株であるこの人が言うからこそたくさんの想いが詰まっている。
ユニット2曲目というカードはとても諸刃の剣ではあるが、ワンステップスに用意されたことで大分ハードルが下がったようにも思える。しまゆきもソラリスに欲しいって言ったしね。
デレステのサービス縮小から始まり、5thの頃とは打って変わって満足の行かない規模のツアー。
先行きが不透明で「もう本当に終わりなのでは」ムードがじわじわ漂う中でトドメを刺すように流されたサ終リーク、学園アイドルマスターの発表で信憑性が増してくる「シンデレラガールズの終わり」
それでもキャストとオタクは戦いたいのだ。開演前を思い出してみてほしい、トゥインクル!トゥインクル!イエーーーー!!!!とわざとらしく叫んで拍手喝采が起こる、岩手に来てここまで本気で遊んでいる奴がいてくれる。俺たちは戦っている。
オリックスブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併・・・あの当時もそうだったのかもしれない。選手とファンは団結していた。現場の声を無視して合併を押し進めようとする大きな組織に立ち向かってアクションを起こしていた。でも現実は非情で、近鉄はなくなってしまったけど、2リーグ6球団という形はなんとか維持された・・・
今俺たちが起こせるアクションで、シンデレラガールズの未来は変えられる、守れるのではないか?
前回の山形公演と岩手公演の間に色んなことが起こった中でこのキャストたちのMCは我々にとってとても考えさせられるものになったに違いない。
会沢紗弥に対する向き合い方を変えることはない。これからも・・・
外に出たら空車のタクシーがわんさか来ていて助かった。バス乗り場まで出るのめんどくさいし打ち上げメンバーも揃ってたので駅までタクった。
タクシーの運転手も当然コンサートがあることを認知しており、アドトラックも見かけたとのこと。我々4人が各々どこから来たかを伝えたらとてもビックリされた。
盛岡にたくさん人が来てくれて、盛り上がってくれて嬉しいと。また来てほしいということで、地方ツアーは会場キャパシティに難はあるものの経済活性化にとても良いのは事実。
復帰オメデトウ!!!!!
冷麺が食えて満足。
こ、これは一体・・・
最終日(3月11日 月曜日)
いい宿でした。
チェックアウトして、わんこそばで有名な東家本店へ。10時半受付開始で結構もう並んでた。
3日目の盛岡はくもりで時々雪もチラついた。公演当日はよく晴れたものだ。
11時からの予約をGETし、時間つぶしに会場近くの南部せんべい店、白沢せんべいへ。
歓迎ムードなのは嬉しい。店内はオタクも多かった。
自分で1枚ずつ煎餅をセレクトし、10枚購入。
ちょうどいい時間になり、いよいよわんこそばへ。
テレビで見る光景が始まる。
男性の平均は50~60杯で、15杯がだいたいもりそば1人前とのこと。
そばうまい。薬味も入れて味変しつつどんどん行く。
お椀を差し出せばどんどん入れられ、空のお椀が重ねられていく。人生で一度はやってみたかったね。
けど俺は少食なので30超えたあたりで膨れてくる。
一緒に行ったオタクは俺の倍以上食って木型もらってた。
女性声優以外ではじめて「とばつる」の名前を書いた人かもしれん・・・
うまかった!
当日は3月11日。昨日ライブをやっていた会場は震災の追悼式の会場になっていた。
この日に東北地方にいるというのは色々思う部分がある。
隣の物産店に再び立ち寄ったところ、完売していた浅利七海サヴァ缶が再入荷していた。
地酒を買い、盛岡駅へ。
帰りの新幹線が夕方なのでどうしようかと思い、青森でも行こうとしたが東北新幹線って盛岡より先はやぶさしか来ないので全車指定席だし、キュンパスの指定席は帰りの新幹線で1回使っているので乗車変更もできないし諦めた。
盛岡城跡公園に向かったが、市内のバスは本当に古くて凄かった。
盛岡市内、バスの本数は多いし車社会だからか割とタクシーが頻繁に昼夜問わず走っているので移動手段には意外と困らなかった。
また、例えば大阪や名古屋は地下鉄移動が主になるが、盛岡のような街をバスで移動すると地上を走るので風景や車窓が楽しい。
にゃーん
公園内で14時46分を迎え、この日この時間に岩手にいる意味の重さについて考えたりした。
おやおやこんなところで・・・
東北新幹線、やっぱ早いわ。盛岡から1時間40分で大宮。
総括
「会沢紗弥オタク強化合宿」という半分冗談で開催された遠征であるが、本人の活動休止からの再開、素晴らしいパフォーマンスとMCの結果、本当に強化されてしまった。
これからデレマスも会沢紗弥の活動もどうなっていくか分からないけど、オタクはオタクで最後までもがいてみてもいいんじゃないかと思った。
個人的に、今回のライブは自分の今後を決める大きな転換点になりうる。家で配信を見るのと、実際に現地に訪れて生で見聞きするのとでは抱く感情は全く違ったと思う。その温度差が今回大量に生まれているのは残念だけどもね。
今年の下半期に少しでも良い未来が待っているのをまだ心のどこかで信じている。